看護実習│行動計画をすらすら立てるための準備&基本手順5ステップ

 

あこ先生

こんなお悩みを解決できる記事を書きました!
現役実習指導教員(基礎・成人・小児・在宅)
看護学生のためのオンライン個別指導 Te-iara Online 代表コーチ
「全国看護学生はぐくみネット」 メンバー
つぼみクラブ(株式会社医教)実習のお悩み、ズバッと解決!! アドバイザー

 

この記事でご紹介するノウハウを実践すれば、初めての実習でも、行動計画をすらすら立てられるようになります。

実際に、約500名の学生さんたちがこの記事で紹介するノウハウを実践し、気持ちよく実習をスタートできています。

この記事では、短時間で効率よく行動計画を立てるための準備と基本手順について解説しますので、ぜひ参考にしてくださいね。

「今回の実習が初めて」という学生さんや、「実習中は少しでも睡眠時間を確保したい」という学生さんも、必ずお役に立てることを約束します!

 

関連記事
「実習初日(1日目)の行動目標・行動計画の立て方が知りたい」という学生さんは、こちらの記事もあわせてお読みください!

 

毎日の行動計画を立てるための事前準備5ステップ

行動計画をすらすら立てるコツは、明日の行動目標と行動計画の方向性について、前日のうちに指導者と確認しておくことです。

この準備ができるかどうかが、行動計画の立てやすさを大きく左右することを、あなたは知っていましたか?

事前準備をしなかった場合

明日の日課や予定など指導者と確認しなければ解決できない悩みが浮かび、行動計画を立てる作業がストップしてしまう
自分で立てた行動計画に自信が持てず、不安で落ち着かない
明日の実習に向けてマイナス感情が高まり、色々考え過ぎて眠れなくなる

学生さん

行動計画、この内容で大丈夫かなぁ……(涙)
明日も絶対つっこまれるんだろうな……(涙)
はぁ……実習行きたくないなぁ(涙)

事前準備をした場合

指導者と確認した内容をもとに、短時間で効率よく行動計画を立てられる
「明日やること」や「今日中にすべきこと」を具体的にイメージしながら、スムーズに準備できる
心にゆとりを持ち、気持ちよく実習をスタートできる

学生さん

「明日やること」を指導者さんと確認しているから、行動計画が立てやすい!
「今日中にすべきこと」も教えてもらったから、さっそく準備しておこう。
そして、12時前には寝よう(笑)

このように、前日の実習終了までに指導者と確認しておくと、短時間で効率よく行動計画を立てられるようになります!

以下に事前準備の流れを紹介しますので、ぜひ実践してみてくださいね!

※「明日の行動計画の内容を確認できていない」という学生さんは 毎日の行動計画の立て方 基本手順5ステップ にお進みください。

各項目をクリックまたはタップすると、記事の見出しにジャンプします

 

STEP1:指導者と行動調整する

朝の行動調整のタイミングで、指導者に以下のようにお伝えし、前もって了承を得ておきましょう。

実際の場面例

学生さん
今日の振り返りの時間に、明日の行動目標と行動計画の方向性について、一緒に確認いただけますか?
朝のうちに行動調整しておくことで、指導者も業務の合間をみながら、余裕を持って考えたり準備したりすることができます。
ご注意ください

行動調整をせずに急にお願いしてしまうと、確認作業に多くの時間を要し、指導者の業務スケジュールに影響を及ぼす可能性があります。

学生さん
何でもっと早く言わないの!?
など、指導者にマイナス印象を与えてしまう可能性もあります(苦笑)

指導者と気持ちよくやりとりするためにも、なるべく早めに(遅くても午前中のうちに)行動調整しておきましょう!

STEP2:明日の予定を確認する

実習の振り返りが始まる前までに、明日の予定(時間・場所・内容など)を確認しましょう。

具体例

患者さんの明日の予定:回診、治療、検査、処置、リハビリ、看護援助、患者さんの日課など
学生の明日の予定:学生カンファレンス、記録指導など

困ったときには

患者さんの明日のスケジュールは、基本的には電子カルテから確認できます。
*実習先によっては、電子カルテ単体ではなく、紙媒体と併用しながらスケジュール管理している場合もあります。

確認したい予定がどこに書かれているかわからない場合は、指導者に以下のようにお伝えしましょう。

学生さん
指導者さん、お仕事中すみません。
Aさんの明日の〇〇の予定を確認したいのですが、どこに書かれているか教えていただけますか?
そうすると、こんな風に指導者が優しく教えてくれるはずです(笑)

指導者
(電子カルテを操作しながら)
ここに「患者スケジュール」っていうメニューがあるでしょう?
このメニューを開くと確認できるよ!

学生さん
わかりました!ありがとうございます!
患者さんの明日の予定は、行動計画を立てる上で重要な情報となります。
忘れないよう、必ずメモしておきましょう!

STEP3:行動計画の内容を考える

振り返りの開始前までに、明日の予定と患者さんの状態・状況をふまえて、行動計画の内容を自分なりに考えておきましょう。

具体的なイメージが思い浮かばかない場合は、明日の予定をまとめておくだけでも大丈夫です!

実際の場面例

学生さん
バイタルサインズ測定と全身状態の観察は、明日の行動計画にも挙げておこう・・・

学生さん
今日は全身清拭をしたけれど、明日はどうしようかな?
まだシャワー浴が許可されていないから、明日も全身清拭を予定しておこうかな・・・

学生さん
明日は15:00~学生カンファレンスだから、早めに振り返りをしてもらおうかな・・・
ここでイメージした内容は、振り返りのタイミングで指導者と共有します。
もちろん、完ぺきでなくて大丈夫ですので、自分なりの考えをまとめておきましょう!

STEP4:行動計画の内容を確認する

確認の流れについては、以下のとおりです。

 

1.指導者からの了承を得る

実習の振り返りを終えたタイミングで、指導者に以下のようにお伝えし、了承を得ましょう。

実際の場面例

実習の振り返りを終えたタイミングで、指導者に以下のようにお伝えし、了承を得ましょう。

学生さん

明日の行動計画の内容について考えてみたのですが
この内容で大丈夫かどうか、ご確認いただけますか?

 

2.自分なりの考えを共有する

指導者からの了承が得られたら、 STEP3で考えた行動計画の内容を指導者と共有しましょう。

実際の場面例

学生さん

患者さんは明日で術後3日目で、術後合併症のリスクがまだ高い時期です。
明日の行動目標は、引き続き「術後合併症の早期発見・早期対処を図り、患者さんが苦痛を最小限にして過ごせる」としたいと思います。

学生さん
明日は、午前中にバイタルサインズ測定と全身状態の観察を行います。
保清については、今日の時点ではまだシャワー浴が許可されていないので、明日も全身清拭を予定します。
15:00から学生カンファレンスを行いますので、振り返りは早めに(14:30頃から)お願いできますか?
実際の実習場面では、「自分なりに考えたことを指導者さんにお伝えしてごらん!」と背中を押しても

学生さん
つっこまれたらどうしよう・・・
など不安になる学生さんたちもいますが、

指導者

学生さんはどう思う?

というように問いかけられることはあっても、前日からつっこまれることはめったにありません(笑)

3.指導者からの助言を受ける

明日の行動計画の内容について、指導者から助言をいただきましょう。

実際の場面例

指導者

はーい、わかりました。
明日の行動目標は、方向性としては大丈夫かなと思います。
この患者さんに合ったキーワードを入れられるといいと思うので、明日までに考えてきてもらおうかな?

学生さん

はい、わかりました!

指導者

それと、行動計画ね・・・
明日は午前中のうちにバイタルを測って、体調を確認してから保清しようか。
バイタルは、学生さんひとりで測れるよね?

学生さん

はい、測れます!

指導者

じゃあ、 わたし(指導者)が見守るから、バイタルは学生さんに測ってもらおうかな。
体調の確認は、わたし(指導者)と一緒にしようね。
明日は術後3日目だから、 術後3日目に起こりやすい合併症の観察項目を挙げてきてね。

学生さん

はい!わかりました。
患者さんのシャワー浴はいつ頃許可されそうですか?

指導者

術後の経過が順調だから、 明日にはシャワー浴OKになるかも・・・
念のため、全身清拭の計画も立ててきてもらおうかな。
清拭の準備と後片づけは、学生さんひとりでできるよね?

学生さん

はい!できます。

指導者

じゃあ、 清拭の準備と後片づけは学生さんにお願いしようかな。
清拭はわたし(指導者)と一緒にしようね。
物品の準備と手順、それから留意点を行動計画にまとめてきてね。

学生さん

はい!わかりました。

指導者

あとは大丈夫かな?
何か分からないこととか、困ってることはない?

学生さん

大丈夫です!ありがとうございます!
明日もよろしくお願いいたします。

ご注意ください
指導者と確認した内容は、行動計画を立てる上で最も重要な情報となります。
指導者から助言いただいた内容については、すべてメモしておきましょう。

とはいえ、実際の実習場面では、

学生さん
必要と判断した内容はメモする!

学生さん
不必要と判断した内容はとりあえず聞いておく・・・
というように、学生さん自身の判断で取捨選択してしまう学生さんがいます。

このようなケースでは、重要な情報を聞き流していることがとても多く、日々の指導が十分に反映されていません。

また、アセスメントや看護実践にも不足が生じやすく、実習目標の到達度も不十分と判断されるケースも少なくありません。

自分なりの基準をもつことは決して悪いことではありませんが、指導者からの助言は「何ひとつ不必要なものはない」と思って間違いありません。

指導者からの助言はすべてメモしておき、日々の看護実践に反映させましょう!

STEP5:文章としてまとめる

すでに決まっている明日の予定や指導者からの助言をもとに、行動計画の一部を文章としてまとめてみましょう。

以下の記入例は、 STEP4での会話のやりとりを文章に起こしたものです。

記入例
時間(例)行動内容(例)
午前中バイタルサインズ測定・全身状態の観察
・バイタルサインズ測定は(指導者の見守りのもとで)学生が行う。
・全身状態の観察は指導者と一緒に行う。
※術後3日目に起こりやすい合併症の観察項目を挙げる
シャワー浴または全身清拭を行う
・清拭の場合、準備・後片づけは学生が行う。実施は指導者と一緒に行う。
・シャワー浴の許可が下りた場合は、患者さんの希望に合わせてシャワー浴とする。
(医師からの指示を確認する)
※全身清拭の必要物品・手順・留意点を援助計画としてまとめる
14:30振り返り
15:00学生カンファレンス

このように、明日の行動計画の内容をあらかじめ指導者と確認しておくと、「明日やること」「今日中にすべきこと」などが明確になります。

また、「指導者さんと一緒に確認した」という安心をもって行動計画を立てられるので、心のゆとりにもつながるでしょう。

白紙の状態から自力で行動計画を立てるよりもずっとスムーズに記録を書き進められますので、ぜひ実践してみてくださいね!

 

毎日の行動計画の立て方 基本手順5ステップ

この章では、白紙の状態から自力で行動計画を立てるための基本手順について解説します。

前述した 毎日の行動計画の立て方 事前準備5ステップをスキップした学生さんも、ぜひ参考にしてくださいね!

 

作業を始める前に

行動計画とは、その日の行動目標を達成するためのスケジュール(学生の動き)を具体的に示したものです。

作業を始める前に、あらかじめ明日の行動目標を立てておきましょう!

 

関連記事
「毎日の行動目標の立て方が知りたい」という学生さんは、こちらの記事もあわせてお読みください!

また、行動計画を立てるために必要な資料や書式などの準備もお忘れなく!

準備するもの

行動計画の記録用紙(フォーマットまたは紙面)
明日の予定内容を確認できるもの
用途に合わせてノートやメモ帳、付箋、ペンなど

🌸あこ先生🌸
これから紹介する基本手順では、完成までに書いたり消したりする作業が必要となります。
手書きで作成する方は、ノートやメモ帳などにあらかじめ下書きしてから記録用紙にまとめましょう!

 

STEP1:学生の日課・明日の予定を書く

学生の日課や、すでに決まっている明日の予定を書きましょう。

記入例
時間(例)行動内容(例)
8:30実習開始
・申し送りを聞く
・電子カルテから情報収集
9:30行動調整

担当患者さんにあいさつ
12:00昼食の配膳
(休憩)
13:00チームカンファレンスに参加
14:30振り返り(明日の行動計画の確認を含む)
15:00学生カンファレンスに参加
16:00実習終了

 

STEP2:患者さんの日課・明日の予定を書く

患者さんの日課や、すでに決まっている明日の予定を書きましょう。

記入例

時間指定のある予定は時間どおりに、時間指定のない予定は午前の枠に書きましょう。

時間(例)行動内容(例)
8:30実習開始
●申し送りを聞く
●電子カルテから情報収集
9:00行動調整
患者さんにあいさつ
検査に呼ばれたら胸部レントゲン線検査
10:00リハビリ(見学)
12:00昼食の配膳
(休憩)
13:00チームカンファレンスに参加
14:30振り返り(明日の行動計画の確認を含む)
15:00学生カンファレンスに参加
16:00実習終了

 

STEP3:学生の行動内容を書く

 

学生の行動内容を洗い出す

「行動目標を達成するために、学生として何をするか」をイメージしながら、学生の行動内容を洗い出してみましょう。

以下の例のように、ざっくりと書き並べる形で大丈夫です!

※明日の行動計画の内容について指導者との確認が済んでいる場合は、その内容も反映させましょう。

具体例

環境整備
バイタルサインズ測定・全身状態の観察
全身清拭
検査・治療、リハビリの見学
コミュニケーション
電子カルテから情報収集 など

 

5W1Hに沿ってまとめる

洗い出した行動内容を、5W1Hに沿って具体的にまとめましょう。

※具体的な行動内容について指導者との確認が済んでいる場合は、その内容も反映させましょう。

以下の例は、全身清拭についての学生の動きを、5W1Hに沿ってまとめたものです。

具体例
5W1Hの要素行動内容(例)
When:いつ行うのか? 午前中(時間帯は未定)
Why:何のために行うのか(目的・根拠)患者さんが清潔を保持し、術後の感染予防を図るため
Who:誰が行うのか(学生/指導者)・準備・後片づけは学生が行う
・実施は指導者と一緒に行う
What:何を行うのか(看護実践)全身清拭
How:どのように(方法・手順・留意点)援助計画(別紙)にまとめる
よくある質問

学生さん
行動計画に挙げる内容には、すべて目的や根拠を書かなければいけませんか?
例えば、情報収集や報告などは……?

🌸あこ先生🌸
はい!すべての行動内容に目的や根拠を書くのが理想的です。
具体的なイメージが思い浮かばない場合は、「何のために行うのか」「それを行うことで、患者さんはどのような良い結果が得られるのか」という視点から考えてみるとよいでしょう。

 

STEP4:スケジュールを調整する

以下の点を考慮しながら、スケジュールを調整しましょう。

※実践する時間帯やタイミングなど指導者との確認が済んでいる場合は、その内容も反映させましょう。

 

優先性を判断する

患者さんの状態・状況に合わせて優先性を判断しながら、実践する時間帯やタイミングを調整しましょう。

具体例

学生さん

患者さんは術後合併症による生命危機のリスクが高いから、午前中のうちにバイタルサインズ測定と全身状態の観察をしよう・・・

学生さん

リハビリは、予約時間に遅れると他の予約患者さんにも不利益を与えてしまう可能性があるから、時間厳守で開始できるように準備しよう・・・

学生さん

昼食は(検査終了後まで)絶食の指示となっているから、昼食のタイミングで、患者さんが間違えて食事を摂っていないか確認しよう

患者さんの負担を最小限に

患者さんの負担を最小限にできるよう工夫しながら、看護援助を行う順番やタイミングを調整しましょう。

具体例

複数の看護援助をまとめて行う

  1. バイタルサインズ測定と全身清拭の準備をする
  2. 訪室する
  3. バイタルサインズ測定・全身状態の観察を行う
  4. (患者さんの状態・状況に異常がないことを確認した流れで)全身清拭を行う
  5. 退室する

🌸あこ先生🌸
一度の訪室で看護援助を終えられると、患者さんの過ごす時間にゆとりを持たせることができます!

患者さんの身体的負担を少なくする
患者さんがリハビリを終えた(汗をかいた)タイミングで全身清拭を行う
患者さんが検査に呼ばれた(ベッドから離れている)タイミングでシーツ交換を行う など

🌸あこ先生🌸
看護援助にともなう体動や移動を最小限にすることで、患者さんの身体的負担の軽減につながります!

予備時間を含めた時間配分を

行動計画の記録用紙には「開始時間」を書くのが一般的です。

ただし、「どれくらいの時間がかかるか」を見積もる際には、物品の準備や片づけ、移動時間などにかかる時間(予備時間)も含めておきましょう。

予備時間を含めた時間配分を意識することで、時間に追われることなく落ち着いて行動できるようになります。

具体例

行動計画の記録用紙には、開始時間(11:00)を書くのが一般的です。
ただし、予備時間を含めると、実際にかかる時間は物品の準備(10:45)から片づけ終了(11:15)までとなります。

時間(例)行動内容(例)
(10:45~11:00)・物品の準備(5分)
・実施場所への移動(5分)
・実施前の環境整備(5分)
11:00~11:10全身清拭を行う(10分)
(11:10~11:15)・片づけ(5分)

必要に応じて休憩時間の調整を

患者さんの日課や予定に合わせて、休憩に入る時間帯やタイミングを調整しましょう。

具体例

学生さん
Aさんは13:00から検査予定だから、12:30には検査前のバイタル測定と体調確認をしなくちゃ。
13:30からはチームカンファレンスがあるから、今日は11:30から休憩に入ろうかな。

学生さん
Bさんは今日のお昼から流動食が始まるんだよね。
手術で胃を切除しているから、症状なく食べられるかどうか心配だなぁ。
食事開始後15分くらいに一度訪室して、患者さんの様子をみてから休憩に入ろうかな。

学生さん
Cさんは食事介助と内服確認があるから、昼食の前後どちらかに休憩に入ろうかな。
どちらのタイミングで休憩に入ったらよいか、指導者さんと相談してみよう。

実習先によっては、指導者がいつでも学生の動きに対応できるよう、「休憩時間やタイミングは指導者に合わせてください」と言われる場合があります。

朝の行動調整のタイミングで、指導者と確認しておきましょう。

 

STEP5:記録用紙にまとめる

STEP1からSTEP4までの作業をすべて終えたら、行動計画の記録用紙にまとめて完成させましょう。

記入例
行動目標(例)
1)Aさんが術後3日目に起こりやすい合併症(無気肺、肺血栓塞栓症、術後感染、術後出血、術後疼痛)に対して早期発見・早期対処を受けられるよう、Aさんの状態や状況を正しく把握する。
2)Aさんが痛みによる苦痛を最小限にしながら清潔保持できるよう、スムーズに(10分以内を目安に)全身清拭・寝衣交換を行う。
時間(例)行動内容(例)
8:30実習開始

●申し送りを聞く
●電子カルテから情報収集
9:00行動調整
患者さんにあいさつ
環境整備
検査に呼ばれたら胸部レントゲン線検査
9:30バイタルサインズ測定・全身状態の観察
10:00リハビリ(見学)
11:00全身清拭
12:00昼食の配膳
(休憩)
13:00チームカンファレンスに参加
13:30コミュニケーション
電子カルテから情報収集
14:30振り返り(翌日の行動計画の確認を含む)
15:00学生カンファレンスに参加
16:00実習終了

以上で、行動計画を立てるための基本手順は終了です。

 

関連記事
「指導者につっこまれない行動計画を立てるコツが知りたい」という学生さんは、こちらの記事もあわせてお読みください!

 

まとめ

この記事では、行動計画を立てるための準備と基本手順について解説しました。

最後にもう一度おさらいしておきましょう!

まとめ
毎日の行動計画をスムーズに立てるコツは、前日の実習終了までに、明日の行動計画の内容をあらかじめ指導者と確認しておくことである
行動計画を立てる作業は「学生の予定」→「患者の予定」→「行動内容の洗い出し」→「行動内容の具体化」→「スケジュール調整」の順に進める

この記事で紹介した手順やコツは、どの実習領域でも応用できますので、ぜひ参考にしてくださいね!

🌸あこ先生🌸
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